5月19日週の戦略

 先週は、注目材料が多かった中、その結果に一喜一憂し上下にぶれる方向感のない展開が続きました。全般的に前半はドル買いが強く、ドル円が堅調に推移したためクロス円も上昇、ドルストレートは軟調という地合になり、後半はネガティブな米国の経済指標などを理由にドル独歩安となり、ドル円が反落、クロス円が上昇となりました。

 今週は先週末のドル独歩安の流れが継続するのかどうか注目されるところです。先週ほど注目される材料が多くなく小粒となりますが、中でも米国関係では景気先行指数 生産者物価指数 FOMC議事録 住宅価格指数 中古住宅販売件数の発表が、米国以外ではRBA議事録公表 独・生産者物価指数 独・ZEW景気指数 独・IFO景況感指数 BOE議事録公表 英・小売売上高の発表に注目が集まります。また、少しずつ連動性が薄れてきたように感じますが、引き続きニューヨークダウの動きにも注意する必要があるでしょう。

 個別には、ドル円は105円後半の壁を上抜けるには、まだまだ時間的な調整が必要と思われ、今回どのあたりまで下押しするのか、オージードルは史上高値をどこまで伸ばすことができるのかなど注目されますが、どちらにしてもどの通貨ペアも方向感のない展開が続くものと思われます。

 そんな状況を踏まえ、今週の戦略は。。。。

【USD/JPY】

 先々週末20日MAを下抜けたときは、さらに下押しすると考えていたが、結局のところ日足均衡表の基準線にサポートされた形となり反転してしまった。しかしながら5月1日の高値を超えることができず反落しており、1月9日高値と5月1日高値を結ぶラインがレジスタンスとして機能した形になっている。金曜日の下落はフィボナッチファン38.2%ラインがサポートとなり反発しているが、5月12日安値をネックラインとするダブルトップ形成とも考えられ、もう一段の下押しも想定される。ただしネックラインアラウンドには日足均衡表の雲の上限が位置しているので、それ以上の下押しは難しいと思われる。

【EUR/JPY】

 89日MAないしは20週MAにサポートされ急反発した。しかしながら上値は20日MAレジスタンスとして機能している模様。ヘッドアンドショルダーを形成しているようにも見え、日足均衡表の遅行線が日々線とクロスし日々線の下にもぐることも考えられることから、下落リスクが高いと思われる。20日MAを明確に上抜ければ、レジスタンスラインに向かって上昇するのではないだろうか。

【GBP/JPY】

 先週末、短期上昇チャネルの下限を下抜けたことでトレンドが変わると思われたが、下値はボリンジャーバンドの下限−2σや日足均衡表の雲の上限にサポートされ、上値は20日MAがレジスタンスとなりポンドとしては狭い範囲での保合が続いている。ボリンジャーバンドの下限−2σを明確に下抜けるか、20日MAを明確に上抜けるまでは方向感がない状態が続くだろう。日足均衡表の遅行線の動向も気になるところ。

【AUD/JPY】

 日足均衡表の基準線からの反発で堅調な1週間となり、5月7日の高値アラウンドまで上昇した。ただ100円台は昨年の11月18日以降何度も跳ね返されており、明確に100円台に上げるためには、かなりのエネルギーが必要となるだろう。やはり今回も跳ね返される可能性が高いのではないだろうか。

【NZD/JPY】

 ほぼサポートラインから反発したが、しばらく日足均衡表の雲の下限での保合となった。金曜日の上昇で日足均衡表の雲の中に入り込み、20日MAまで上昇を果たした。雲は厚く、雲の中で揉み合いを続けそうである。

【CHF/JPY】

 おおむね200日MAをサポートに反発しているが、上値はフィボナッチリトレースメント(95.09→102.75)38.2%に抑えられている。ヘッドアンドショルダーの右肩を形成するためには、日足均衡表の雲の上昇とともに上昇していくことになるだろう。

【CAD/JPY】

 日足均衡表の雲の上限を再度上抜けると上昇が加速した。20週MAを上抜けており、このまま短期上昇チャネルに沿って堅調に推移するものと考えている。下値の目途は、日足均衡表の転換線、89日MA、20日MAが集中している103円Mid〜Lowと思われる。

【EUR/USD】

 概ねフィボナッチリトレースメント(1.6019→1.5284)23.6〜38.2%の間での保合となっている。金曜日の上昇で20日MAをわずかに上抜けてきており、このままさらに上値を伸ばしていくのか注目される。ただしフィボナッチリトレースメント(1.6019→1.5284)50.0%、フィボナッチリトレースメント(1.4439→1.6019)23.6%、日足均衡表の雲の上限、さらには日足均衡表の基準線が1.56ドルMidに集中しており、ここで上値をCapされる可能性が高いと思われる。

【GBP/USD】

 イメージどおり2月20日の安値アラウンドまで下落後、反転し、日足均衡表の転換線を超える上昇となった。金曜日の高値は4月16日の安値と面合わせであり、それなりのレジスタンスとなるだろうが、このまま20日MA、日足均衡表の基準線ないしはフィボナッチファン38.2%ラインまで上昇するのではと考えている。1.93ドルを下抜けるような下落になると、1.92ドルアラウンドが視野に入ってくる。

【AUD/USD】

 20日MAを下抜けたときは日足均衡表の雲の上限アラウンドまでの下落をイメージしたが、結局のところボリンジャーバンドの下限−2σで反転し、史上高値を更新する上昇となった。0.95ドル台に明確に踏み込んでおり、これまで何度も跳ね返されてきたレベルを超えたことで、さらに上値を伸ばす可能性が高いと思われる。ただ天井をイメージすることは困難であるが、当面の目標は0.96ドルLowか。

【NZD/USD】

 200日MAを下抜け、イメージどおり下降チャネルの下限まで下落してきたが、オーバーシュート気味に下降チャネルの下限を下抜けてから反発となった。日足均衡表の転換線まで上昇を果たし、当面の上値を達成したと思われ、一旦調整後、20日MA又は下降チャネルの上限に向かって上昇するイメージでいる。

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